トルコリラ円のスワップ投資を再開するにあたり、私には2018年の「トルコショック」で味わった痛烈な敗戦の記憶がありました。
あの大暴落→大損切りの地獄を経験したからこそ、再スタートを切る際に自分の中で運用戦術を真剣に考えました。
スワップ投資で利益を出すアプローチには、大きく分けて2つの戦術が存在していると思ってます。
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「レバレッジ」をかけて短期間で大きなリターンを狙う(ゆくゆくレバレッジを落としていく)
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「時間」をかけて低レバレッジで雪だるま式に増やす(ゆっくり長期戦を覚悟する)
結論から言えば、私は1番の「レバレッジ」を完全に捨て、2番の「時間」を味方につける道を選びました。
なぜ「レバレッジ」を捨てたのか?
高スワップ通貨の魅力にとりつかれると、どうしても「資金効率を上げたい」「早く利益を膨らませたい」という欲が湧いてきます。
これはやったことがある人は納得するはずです。
しかし、新興国通貨であるトルコリラでレバレッジを高める行為は、相場の急変時に一発退場となるリスクを抱え続けることを意味します。
どんなに順調にスワップが積み上がっていても、数年に一度の急落ショックを食らえば、一瞬ですべてが吹き飛んでしまうのです。
2018年の私がまさにそうでした。
「多少下がっても耐えられるだろう」という油断が、取り返しのつかない損失を生みました。
だからこそ、「高レバレッジによる短期的なブースト」を完全に遮断することに決めたのです。
決意した「時間を味方につける」という戦術
レバレッジをなるべく抑える(マイルールではレバレッジ1.5倍水準以内での買いを厳守)。
そして「時間」をかける覚悟をもつ。
低レバレッジを徹底していれば、為替相場が一時的に荒れ狂おうと、ロスカットを恐れて夜も眠れなくなるような事態にはなりません。
そして、トルコと日本の政策金利差が極端に縮まらない限り、ポジションを保有し続けるだけで毎日確実にスワップポイントが積み上がっていきます。
為替の短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、時間の経過そのものを利益に変えていく。
これこそが、生き残り続けるための唯一の活路だと考え、現在3年弱実行中です。
投資家バフェット氏の言葉「ゆっくり金持ちになりたい人はいない」
世界最高の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏には、こんな有名なエピソードがあります。
Amazonの創業者ジェフ・ベゾス氏がバフェット氏に「あなたの投資戦略はとてもシンプルなのに、なぜ誰も真似しないのですか?」と尋ねた際、バフェット氏はこう答えました。
「なぜなら、誰もゆっくりとお金持ちになりたくないからだよ。」
多くの人は手っ取り早く、1年や2年で大金を手に入れたがります。
これは人間の本能的にもしょうがないものなのかもしれません。
結果的に過剰なレバレッジをかけ、相場の波に飲み込まれて退場(損切またはロスカット)となる確率を高めてしまうことになります。
私が行っているトルコリラスワップ投資は、バフェット氏のスケールとは比べものにならない、ごく個人的な小さな運用です。
大富豪を目指しているわけでもありません。
しかし、投資の根本原理である「時間を味方につけて、ゆっくりと着実に資産を育てる」という思想は、まさにこの低レバレッジ運用にそのまま当てはまります。
3年弱続けて見えてきたものと、これからの誓い
2024年3月に運用を再開してから、早いもので約2年7ヶ月が経ちました。
相場の波に慌てることなく、毎日淡々と積み上がるスワップを受け取り続けることができているのは、「低レバレッジ×長期運用」という軸をぶらさずに守ってきたからです。
もちろん、将来的に金利環境が変わるリスクや為替リスクがゼロになるわけではありません。
しかし、退場さえしなければ、スワップという複利の果実は確実に膨らんでいきます。
今後も過度な欲を出さず、この方針を頑なに守り続けていきます。
自分自身が慢心してルールを破らないための「戒め」としても、このブログやXに日々のリアルな実績を刻み続けていくつもりです。














