トル丸です。
スワップ投資を実践する上で、何があっても絶対に避けなければならない最悪の結末があります。
それは、「強制ロスカット」です。
当たり前のことのように思えるかもしれませんが、日々の為替相場やスワップの数字を眺めていると、知らず知らずのうちにこの最も恐ろしいリスクへの警戒心が薄れてしまいがちです。
今回は、2026年10月28日現在の相場状況を踏まえ、なぜスワップ投資においてロスカットだけは絶対に回避しなければならないのか、そして私が実践している「ディフェンシブ戦略」の全貌についてお話しします。
トルコリラスワップ投資家が置かれている過酷な現実
現在、私が主戦場としているトルコリラ円(TRY/JPY)は、メキシコペソや南アフリカランドといった他の高金利通貨とは大きく異なる特徴を持っています。
ここ数年の激しい下落トレンドにより、保有している建玉(ポジション)そのものは「常に含み損を抱えている状態」が続いています。
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為替レートの下落による「建玉の含み損」
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毎日休まず口座に積み上がる「受取スワップ」
この2つの数字の帳尻を合わせながら、トータル収支でプラスを築いていくのが、現在のトルコリラスワップ投資家が挑んでいる共通の戦い方です。
この戦いにおいて、途中で口座から強制退場させられる「ロスカット」に遭ってしまえば、それまでに積み上げてきた努力と時間は一瞬にして水の泡となります。
ロスカットがもたらす「再起不能レベルの損失と虚無感」
ロスカットを食らってしまうことの罪深さは、単に「お金が減った」だけにとどまりません。
① 複利のエンジンの停止と大幅なタイムロス
ロスカットになると、口座残高の大部分を失い、証券会社のシステムによって強制的にポジションが決済されます。
手元に残るわずかな端数から再びスワップ運用を立ち上げようとしても、ポジションを買い直して元の受取スピードや複利の効果を取り戻すまでには、途方もない年月と追加資金が必要になります。
想像したくありません。。。
② 精神を削り取る圧倒的な虚無感
私自身、かつてFXを始めた頃、ドル円の裁量トレードで「2回のロスカット」を経験しています。
「次は大丈夫だ」「今度こそ取り返せる」と自分に言い訳をしながら、
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知らぬ間にレバレッジを引き上げてしまう
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ポジションを持っていないと落ち着かない「ポジポジ病」に陥る
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根拠もなく「そろそろ上がるだろう」「下がるだろう」と勘でエントリーを繰り返す
そうした甘い規律の果てに届いた「強制ロスカット執行」の通知メール。
画面を見た瞬間に襲ってくるあの残酷なまでの冷たさと、胸に広がる深い虚無感は、今でも覚えています。
過去にトルコリラで自主的な大きな損切りを実行したこともありましたが、証券会社に強制的に全てを清算されるロスカットの精神的ダメージは、自主的な損切りの比ではありません。
この結末だけは、投資家として二度と味わってはならないのです。
私が選んだ「低レバレッジ」というディフェンシブ戦略
では、どうやってロスカットをできる限り防いでいくのか。
その答えとして私が徹底しているのが、「レバレッジ1.5倍水準以下での買い増し」という極めてディフェンシブな戦略です。
一般的にスワップ投資界隈では、「レバレッジ2倍〜3倍程度なら安全圏」と言われることも珍しくありません。
そうした一般的な目安と比較すると、1.5倍水準以下で買っていくという私のルールは、他の投資家から見れば「慎重すぎる」「ディフェンシブすぎる」と映るかもしれません。
しかし、このような防壁を築いているからこそ、以下のような絶大なメリットを享受できています。
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証拠金維持率 約1,500%の鉄壁の守り
2026年10月28日現在、私の口座の証拠金維持率は約1,500%を維持しています。
市場がどれだけ荒れ狂おうと、ロスカットラインまではまだまだ距離があります。 -
心の余裕
日中の仕事や日常生活を送る中で、相場の急変に怯えてスマホを凝視する必要が一切ありません。
トルコリラ円に投資している時点で、すでに十分すぎるリスク(カントリーリスクや為替リスク)を取っています。
現在、トルコ中銀の政策金利は36%という超高金利水準です。
金利が低い日本円との間には圧倒的な金利差があり、無理にレバレッジをかけてリスクを上乗せしなくても、元金に対する年間利回りは他の伝統的な投資とは比べ物にならないほど高くなります(※建玉含み損は抱えながらですが)。
だからこそ、通貨自体のリスクを受け入れる代わりに、資金管理面では徹底的に守りを固める(ディフェンシブに徹する)バランス感覚が不可欠だと思った次第です。
もし自分が負けても納得できるマイルールを貫く
スワップ投資において絶対に避けなければならないのは、目先の利益の取りこぼしではなく「強制ロスカット」です。
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レバレッジ1.5倍水準以下での買い増し
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決めたタイミング以外では手を出さない
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含み損益の変動に一喜一憂しない
このディフェンシブマイルールを堅実に守り続けて、もう間もなく3年が経過しようとしています。
投資の世界に絶対はありませんが、「もし相場の想定外の急変で失敗したとしても、このルールを貫いた結果なら悔いはない」と自分自身が心から納得できる規律を持つことこそが、相場で生き残り続けるにあたり大事なのではと思っています。
これからも頑丈なブレーキを強めに踏み込みながら、マイペースに歩んでいきます。














